中央大学の直系付属・系属校を検討する際、受験生・保護者が最も頭を悩ませるのが「中大附(小金井)」と「中大杉並(杉並)」の選択です。どちらも中央大学への内部推薦権を同等に有していますが、その教育理念と学校生活のカラーは対極と言えるほど異なります。
最大の違いは「校則と制服の有無」にあります。中大附は完全私服制で、染髪・ピアス・メイクなども生徒の自主性に委ねられているのに対し、中大杉並は指定の制服着用が義務付けられており、頭髪や服装に関する一定の指導が行われます。
また、キャンパス環境と部活動・施設の規模にも明確な差が存在します。中大附(東京都小金井市)は広大な敷地を有し、全面人工芝のグラウンド、全天候型テニスコート、温水プール、格技場、約6万冊の蔵書を誇る図書館など、大学キャンパスに匹敵する充実度を誇ります。一方の中大杉並(東京都杉並区)は、西武新宿線・上井草駅やJR荻窪駅からのアクセス性に優れる反面、敷地面積の制約からグラウンド環境などはコンパクトにまとまっています。
指導方針においても、中大附が「自由と自治、自己責任」を前面に押し出し、探究活動や大学レベルの教養教育を重視するのに対し、中大杉並は小テストや補講、きめ細かな進路指導など「学習管理と面倒見の良さ」を前面に出しています。自主的に学べる生徒には中大附が、ある程度レールを敷かれた環境で着実に実力を伸ばしたい生徒には中大杉並が適しています。