顔のパーツが整ったら、次は全体のシルエットで個性を際立たせます。髪型・ポーズのバリエーションを豊かに見せる最大の秘訣は、「直線と曲線のコントラスト」と「空気感(空間の抜け)」の演出にあります。
髪の毛を描く際は、1本1本の毛先を追うのではなく、前髪・横髪・後頭部の「大きなブロック」として捉えます。毛束の先端にわずかな揺らぎや後れ毛(アホ毛やほつれ毛)を散らすことで、風や重力を感じさせるリアリティが宿ります。ボブカットの毛先に重みを持たせてアンニュイさを出す、あるいはツインテールの結び目を高めに設定して躍動感を出すなど、髪型ひとつでキャラクターの性格が直感的に伝わります。
デジタルイラストメイキングにおけるポーズ付けでは、顔の近くに「手」を配置するアプローチが定番かつ効果的です。頬に軽く指を添える、髪をかき上げる、フードを掴むといった動作は、静止画に動的なリズムをもたらし、SNSアイコン用イラストとしての視線誘導(フォーカルポイントの形成)を強力にサポートします。