Q1:『A LONG VACATION』の正規の収録曲一覧(トラックリスト)はどうなっていますか?
A1:オリジナルLPおよびCDに収録されている全10曲の構成は以下の通りです。 1. 君は天然色 2. Velvet Motel 3. カナリア諸島にて 4. Pap-pi-doo-bi-doo-ba 物語 5. 我が心のピンボール 6. 雨のウェンズデイ 7. スピーチ・バルーン 8. 恋するカレン 9. FUN×4 10. さらばシベリア鉄道 A面・B面(アナログ盤)の曲順配置も綿密に計算されており、全編を通して聴くことでひとつの映画のような物語性が立ち現れます。
Q2:『ロンバケ』が「日本初のCD」と言われるのは本当ですか?
A2:厳密には、1982年10月1日にCBS・ソニー(現ソニー・ミュージック)が世界で初めて商業用CDプレーヤーおよび対応ソフト約50タイトルを一斉発売した際、その第1弾ロットの型番「35DH 1」としてラインナップの先頭にクレジットされたのが本作です。技術的・商業的なマイルストーンとして「実質的な国内CD第1号」として広く認識されています。
Q3:なぜ真夏のアルバムではなく3月21日に発売されたのですか?
A3:大瀧詠一自身が「春の訪れとともに聴かれ、夏を通り過ぎて秋口のセンチメンタルな気分まで長く寄り添う作品」を意図していたためです。また、3月21日ははっぴいえんどのデビュー日やナイアガラレーベルの節目とも重なる大瀧にとっての「聖なる記念日」であり、晩年に至るまで重要なリリースはこの日に固定されていました。
Q4:大瀧詠一と松本隆の対談エピソードで特に有名な逸話はありますか?
A4:アルバム制作後、大瀧が松本に対して「これで僕らはポップスの歴史を変えてしまったね」と語りかけたというエピソードは有名です。また、松本隆が「大瀧さんは僕が妹を亡くした時、何も言わずに待っていてくれた。あの待ち時間があったからこそ『君は天然色』が生まれ、僕の作詞家人生も救われた」と後年の特番や手記で述懐しているように、ビジネスを超えた人間的な深い信頼関係が作品を支えていました。