二階俊博氏の正式な後継者として2026年の第50回衆院選に出馬したのが三男の二階伸康(にかい のぶやす)氏です。伸康氏の学歴は、青山学院大学法学部を卒業しており、大学卒業後は全日本空輸(ANA)に入社して民間企業での実務経験を積みました。
その後、父である二階俊博氏の公設秘書や政策担当秘書、さらには自民党幹事長秘書を歴任し、長年にわたり政界の最前線で父の活動を補佐してきました。中央政界のパイプや政策立案の実務を間近で学んできた経歴は、地元後援会にとっても大きな強みと捉えられていました。
しかし、区割り改定後の自民党・和歌山新2区で迎えた2026年衆院選は、極めて過酷な戦いとなりました。政治資金問題で自民党を離党し無所属で出馬した世耕弘成氏との保守分裂選挙となり、激しい選挙戦の末に約2万7000票の大差をつけられて落選。比例復活も叶わない完敗を喫しました。
2026年現在、二階伸康氏は落選の痛手を乗り越えるべく、和歌山県内での辻立ちやミニ集会、地元企業・農林水産業関係者への挨拶回りなど、地道な草の根活動を継続しています。かつてのような「幹事長の威光」に頼る政治から脱却し、一人の新人政治家として地域に根ざした信頼回復に奔走する日々を送っています。