今回取材に応じたアニメーション産業の内部関係者は、当時の混乱を以下のように振り返る。「製作委員会方式における権利関係の複雑さと、現場のクリエイターに対する権限委譲の曖昧さが招いた必然的な事故だった。ヒットの理由を資本側が正しく分析できないまま、効率だけを求めた結果が招いた悲劇だ」。
アニメ業界における権利の帰属と利益分配、そしてクリエイティブの自主性をどう守るかという課題は、今日に至るまで根本的な解決をみていない。ファン主導の盛り上がりと企業主導の商業展開のギャップは、今なお日本のコンテンツビジネス全体に重い問いを投げかけ続けている。