研究室の評判を語る上で欠かせないのが、現場で過ごす学生たちの生々しい体験談だ。理工系の研究室といえば「ハード」「徹夜」といったイメージが先行しがちだが、実際の矢上キャンパスはどうなのか。在学生や卒業生の声を追うと、徹底した成果主義と手厚いサポート体制という二面性が見えてくる。
「実験の要求レベルは高く、論文執筆の時期は確かに過酷。しかし、使いたい設備や計算リソースに制限がなく、アイディアを即座に検証できる環境は刺激的」――そう語る大学院生は多い。指導教員との距離感も近く、国際学会での発表機会が積極的に与えられる。日々の成果はGoogle Scholarなどの国際的データベースを通じて瞬く間に世界中へ引用・拡散されており、若手のうちから一流の研究者として扱われる手応えが、過酷な研究生活を支える原動力となっている。