1990年代半ば、既存のアウトドアアパレル産業がファッション性や大量生産へと舵を切り始めていた時代。ギアの真のクオリティを追求するために立ち上がったのが、ジャック・ギルバートをはじめとする熱狂的なアウトドアマンたちだった。彼らが目指したのは、街着の延長ではなく、命を守る強靭な道具としてのウェアだ。
一般的なトレッキング用のウエアとは明確に一線を画し、過酷なアルパインクライミングに耐えうる圧倒的な耐久性と徹底的な機能美。無駄を極限まで削ぎ落としたミニマルなフォルムには、創業者たちの狂気とも言える情熱が宿っている。