ダイソーを世界的企業へと育て上げた創業者の故・矢野博丈氏は、「安物買いの銭失いと言われてはならない」「100円以上の価値があるものを提供し続ける」という強烈な現場主義の哲学を貫いてきた。その姿勢は、現在の文具開発の現場にも脈々と受け継がれている。
単に原価を抑えるだけでなく、フィルムの厚みや裂けにくさ、端処理の仕上がり具合に至るまでミリ単位の改良を重ねる。100円という限られた枠組みの中で極限まで品質を高める職人技とも言える製品開発こそが、長年にわたり圧倒的なシェアを維持し続ける真の理由である。