スマートフォンのガチャを回せば、数秒で最高レアリティのキャラクターが手に入る時代だ。しかし、現代のゲーマーが求めているのは、そうした手軽さの先にある「達成感」の枯渇ではないだろうか。3DSを両手で持ち、タッチペンを握りしめて画面を凝視する。あの物理的な体験が、今や贅沢な時間として捉えられている。
SNS上では、「子供の頃は難しすぎて諦めたウ魔やヤミまろを、大人になった今こそモテモテ魂を使ってリベンジする」といった投稿が相次ぐ。かつて時間切れで親にゲーム機を取り上げられた子どもたちが、自らの意志と自由な時間(あるいは徹夜の体力)を使って、12年越しの宿題を片付けているのだ。