「冷やせば良い」と考えて冷蔵室に入れるのは、かえって品質低下を招く代表的な失敗例です。冷蔵室から出し入れする際、庫内と室温の温度差によって瓶の内部に微小な水滴が生じる冷蔵庫の結露が発生します。この湿気こそが粉を固まらせ、アロマを瞬時に破壊する元凶となります。
そこでおすすめなのがインスタントコーヒーの冷凍保存です。家庭用冷凍庫(約-18℃)の環境では、空気中の水分が凍結して極めて乾燥した状態が保たれるうえ、化学反応や酸化のスピードを極限まで遅らせることができます。風味を長持ちさせるための正しい手順は極めてシンプルです。
使う際は冷凍庫から瓶を取り出し、必要な分だけ素早くスプーンですくって即座に冷凍庫へ戻すのが鉄則です。数分間もテーブルの上に放置すると急激な温度変化で結露が起きるため、「出して、すくって、すぐ戻す」動作を習慣化してください。なお、粉に含まれる水分は極めて微量なため、冷凍庫に入れてもカチコチに凍り付くことはなく、サラサラのままストレスなく計量できます。