4作品が放ったインパクトは、それぞれ異なる文脈で日本社会を大きく揺さぶりました。当時の熱気とともに、それぞれの誕生経緯を振り返ります。
■ 今でしょ(林修氏)
東進ハイスクールのテレビCMで発せられた東大特進コース講師・林修氏のフレーズ。「いつやるか? 今でしょ!」という極めて明快で行動を促すメッセージは、受験生のみならずビジネスパーソンや日常会話のスローガンとして瞬く間に定着しました。CMの枠を超え、バラエティ番組や広告に引っ張りだことなる大旋風を巻き起こしました。
■ じぇじぇじぇ(宮藤官九郎氏/能年玲奈氏)
NHK連続テレビ小説『あまちゃん』で、主人公・天野アキが驚いた際に使う岩手県久慈市小袖地区の方言。宮藤官九郎氏の軽妙な脚本と、ヒロインを演じた能年玲奈(現・のん)氏の瑞々しい演技が相乗効果を生み、東日本大震災からの復興へ向けた明るい光として日本中を元気づけました。
■ 倍返し(堺雅人氏/TBS『半沢直樹』チーム)
TBS系日曜劇場『半沢直樹』で、理不尽な組織の圧力に立ち向かう主人公・半沢直樹の決め台詞「やられたらやり返す、倍返しだ!」。バブル崩壊後の閉塞感に苦しむ日本中のサラリーマンに強烈なカタルシスを与え、最終回の平均世帯視聴率は平成の民放ドラマ歴代1位となる数値を記録しました。
■ お・も・て・な・し(滝川クリステル氏)
アルゼンチンのブエノスアイレスで開催されたIOC総会にて、2026年東京オリンピック・パラリンピック招致に向けた最終プレゼンテーションで披露された言葉。滝川クリステル氏が合掌の手振りを交えながら発音したこのスピーチは、日本の伝統的なホスピタリティ精神を世界に印象づけ、招致成功の決定打となりました。