アニメーション制作を手掛けたufotableの卓越した色彩設計は、原作者・吾峠呼世晴氏の描くモノクロ漫画の魅力を極限まで引き出しました。
大正時代という「和」の世界観を崩さず、夜の戦闘シーンでもキャラクターの輪郭と動きを際立たせるため、各キャラクターには日本の伝統色に基づいた絶妙なカラーコードが割り当てられています。
- 胡蝶しのぶ:黒髪ベースに毛先は「藤紫(ふじむらさき・#8A6BBE近辺)」。鬼の弱点である藤の花の毒と、夜を舞う蝶の優雅さを表現。
- 時透無一郎:黒髪に「青磁色(せいじいろ・ミントグリーン系・#5BBDB5近辺)」。霞のように掴みどころのない儚さと透明感を強調。
- 竈門炭治郎:黒髪に「赫炭色(かくたんしょく・赤銅色・#7A2828近辺)」。太陽の暖かさと、不屈の闘志を宿す深い赤。
- 煉獄杏寿郎:鮮烈な「鬱金色(うこんいろ・#FABE00)」と「紅蓮(ぐれん・#D92525)」。揺らぐことのない正義感と炎の熱量をダイレクトに視覚化。
毛先だけを染める裾カラー(ディップダイ)やグラデーションの手法は、暗闇の多いバトルフィールドにおいてキャラクターの動線や剣筋の軌跡を美しく見せる機能的な役割も果たしています。