ネット上の掲示板や動画サイトで長年「閲覧注意」として語り継がれてきた代表的なスポットについて、当時の騒動と取材で判明した事実関係を検証します。
オランダ・アルメレの「血まみれの殺人現場」疑惑
2013年、衛星写真の共有サイトに投稿され世界中に衝撃を与えたのが、オランダ・アルメレの公園にある桟橋の画像でした。木製の桟橋の上に鮮烈な赤黒いラインが長く伸び、その先端に倒れ込むような人影が写っていたため、「白昼の殺人事件現場が衛星に捉えられた」と大騒動に発展しました。
しかし、地元紙や関係機関の追跡調査によって、その正体は「ゴールデンレトリバーのラーマ(Rama)が水遊びをしたあとの濡れた足跡」であったことが判明。木材が濡れて濃い暗褐色に変色した線が、低解像度の衛星画像上で血痕のように見えていただけでした。
徳島県三好市「名頃のかかしの里」と三鷹市のハト人間
日本の山間部にあるGoogleマップの怖い座標として知られる徳島県の名頃地区では、道端やバス停に無数のリアルな人間大の人形が配置されています。夕暮れ時や曇天時にストリートビューで見ると異様な雰囲気を醸し出しますが、これは地元の住民が過疎化で減ってしまった村の活気を取り戻すために手作りした心温まるアート作品です。
また、東京都三鷹市の歩道で撮影車をじっと見つめる「ハトのマスクを被った集団」は、ウェブメディア「デイリーポータルZ」のライター陣が撮影車の接近を察知して仕掛けたパフォーマンスであり、超常現象や狂気集団の犯行ではありません。