佐藤正久氏の政策理念を紐解く上で、陸上自衛隊で培われた実働経験は切っても切り離せない。防衛大学校卒業後、過酷な訓練を経て自衛隊の要職を歴任。特に2004年のイラク復興支援では初代復興支援群隊長としてサマワに赴任し、非戦闘地域とは言え緊張が走る現地で過酷な任務を指揮した経験を持つ。現地住民との信頼構築と隊員の安全確保を両立させたこの実績が、彼の安全保障観の確固たる基盤となっている。
退官後に政界へ身転じてからは、外務副大臣や参議院外交防衛委員長、自民党外交部会長などの重責を歴任してきた。机上の空論を排し、「自衛隊員が実際に動けるのか」「国家と国民を法的に守り切れるのか」という現場目線からの法整備や予算措置を強く主張。この徹底した現場主義こそが、党派を超えて彼の防衛論議に耳を傾けさせる最大の要因と言える。