「葉物野菜を生で食べ続けると尿路結石になるのではないか」という不安の声をインターネット上で頻繁に見かけます。この懸念の根源はほうれん草に多く含まれる「シュウ酸」にありますが、結論から言えば小松菜に関しては過剰な心配は不要です。
シュウ酸は体内でカルシウムと結合し、不溶性のシュウ酸カルシウム結石を形成する要因となります。ほうれん草には100gあたり約800mg前後ものシュウ酸が含まれており、生食には適さず十分な湯がきと水晒しが必須です。一方で小松菜のシュウ酸含有量はほうれん草の数十分の1程度であり、生でサラダやジュースとして口にしても結石形成のトリガーになるリスクは極めて低いレベルに抑えられています。
むしろ小松菜は下茹で工程を省くことができるため、茹で汁へ溶け出しやすいビタミンCやカリウム、水溶性食物繊維を100%に近い状態で回収できるという圧倒的な調理上のアドバンテージを誇ります。