たもぎ茸のポテンシャルは、脳機能のサポートだけに留まりません。植物性ステロールや多糖類、豊富なミネラルがもたらす全身へのアプローチも解明されています。
第1に挙げられるのが「免疫力調整とアレルギー対策」です。たもぎ茸の細胞壁には、免疫細胞(マクロファージやNK細胞)を活性化させる(1→3)-β-D-グルカンが極めて高い割合で含まれています。過剰なアレルギー反応(IgE抗体の暴走)を抑制しつつ、ウイルスや病原菌に対する基礎防御力を底上げする「免疫モジュレーター」としての働きが期待されています。
第2に「美肌・アンチエイジング作用」です。たもぎ茸には、植物性セラミド(グルコシルセラミド)が豊富に含まれており、皮膚の角質層における水分保持能力とバリア機能の強化を助けます。これにエルゴチオネインの強力な活性酸素消去能(メラニン生成抑制・紫外線ダメージ軽減)が合わさることで、内側からの透明感とハリを支えるインナーコスメとしての評価が定着しました。
第3に「血糖値・血圧の改善サポート」です。たもぎ茸に含まれるペプチド成分や食物繊維、カリウム、ナイアシンは、糖質の吸収スピードを緩やかにし、アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害することで血圧の上昇を抑えるメカニズムが確認されています。