私たちが日常会話で頻繁に使っている単語の中には、意識しないまま重箱読みや湯桶読みを行っている例が驚くほどたくさんあります。代表的な語彙を一覧で整理しました。
【日常生活に溶け込む重箱読みの代表例】
- 番組(ばん・ぐみ):「番(バン=音)」+「組(くみ・ぐみ=訓)」
- 本箱(ほん・ばこ):「本(ホン=音)」+「箱(はこ・ばこ=訓)」
- 職場(しょく・ば):「職(ショク=音)」+「場(ば=訓)」
- 役場(やく・ば):「役(ヤク=音)」+「場(ば=訓)」
- 客間(きゃく・ま):「客(キャク=音)」+「間(ま=訓)」
- 額縁(がく・ぶち):「額(ガク=音)」+「縁(ふち・ぶち=訓)」
- 身元(み・もと):「身(シンではなく訓の『み』と誤読しやすいが、実は身元は『み=訓』+『もと=訓』で訓訓熟語。要注意!)」※試験対策として「純訓読み」と混同しやすい典型例です。実際の重箱読みとしては「気前(き・まえ)」「桟橋(さん・ばし)」などが代表的です。
- 団子(だん・ご):「団(ダン=音)」+「子(こ=訓)」
【対照的に使われる湯桶読みの代表例】
- 手帳(て・ちょう):「手(て=訓)」+「帳(チョウ=音)」
- 雨具(あま・ぐ):「雨(あめ・あま=訓)」+「具(グ=音)」
- 場所(ば・しょ):「場(ば=訓)」+「所(ショ=音)」
- 合図(あい・ず):「合(あう・あい=訓)」+「図(ズ=音)」
- 見本(み・ほん):「見(みる・み=訓)」+「本(ホン=音)」
- 夕刊(ゆう・かん):「夕(ゆう=訓)」+「刊(カン=音)」
- 身分(み・ぶん):「身(み=訓)」+「分(ブン=音)」
このように並べてみると、役所やテレビ、文房具など、生活必需品や制度に関係する基礎単語に音訓混交の語彙が集中していることがわかります。