日本国内における血液型トークでは、しばしば「B型=わがまま、自己中心的、協調性がない」といったステレオタイプな偏見が語られがちです。ネット掲示板やSNS上でも「大谷選手がB型なのは意外。もっと几帳面で礼儀正しいからA型だと思っていた」という書き込みが散見されます。
しかし、このギャップこそが大谷翔平という人間の真骨頂です。彼がグラウンドで見せる「ゴミ拾い」の習慣について、花巻東高校時代の恩師・佐々木洋監督の教えである「ゴミは他人が落とした幸運。ゴミを拾うことで運を拾っている」というエピソードはあまりに有名です。審判への丁寧な一礼、相手チームの選手やバットボーイへの敬意ある挨拶など、大谷選手の振る舞いには一切の傲慢さがありません。
大谷選手における「B型らしさ」とは、決して周囲を軽視する利己主義ではなく、「自分の価値基準を外側の評価に委ねない強固な軸」を意味します。グラウンド外の礼節を重んじるのは、それがチームや野球という文化に対する敬意であり、自分自身の規律であると内発的に確信しているからです。世間のはびこる「B型=協調性の欠如」という短絡的なレッテルは、大谷選手の多面的な人間性を前に完全に覆されています。