今大会最大の注目株とされる右腕投手が、期待通りの「怪腕」ぶりをスタンドに見せつけた。初回から150キロ台の直球を連発。自己最速を更新する153キロを計測すると、スカウト陣が陣取るバックネット裏から一斉にどよめきが起こった。
投球の冴えは直球だけにとどまらない。曲がり幅の大きいスライダーと、打者の手元で鋭く落ちるフォークを織り交ぜ、相手打線を翻弄。結果として8回を投げて14奪三振、無四球という圧巻の投球内容を記録した。
「今日は指にかかる感覚が最高だった」と試合後に語った若きエース。秋のプロ野球ドラフト会議に向けて、その評価をさらに盤石なものとしたのは間違いない。