スニーカーやアパレルデザインで一世を風靡したSNEAKERWOLFだが、近年はその活動の軸足をファインアートへと移している。ギャラリーでの個展では、平面のキャンバス画にとどまらず、ネオン管や木彫、さらには伝統的な提灯(ちょうちん)を用いた立体インスタレーションを展開している。
金箔をふんだんに施した金屏風のような作品や、アクリル樹脂の中に「Kanji-graphy」を浮遊させた作品など、素材へのアプローチは多様を極める。暗闇の中に浮かび上がるネオンサイン状の文字は、東京のネオン街の混沌と、神社仏閣の静寂という二極の美学を同時に表現しているかのようだ。