全国の進学校がしのぎを削る中、王座を走り続ける開成中学校・高等学校と、驚異的な現役合格率を誇る筑波大学附属駒場中学校・高等学校(筑駒)の熾烈な首位争いは、今年も受験界の最大のハイライトとなった。開成が絶対的な合格者数で首位の座を守り抜く一方で、1学年の生徒数が約160名と少ない筑駒は、現役合格率において圧倒的な数値を叩き出し、その密度の濃さを改めて見せつけた。
今回のTOP50ランキングで特に目を引くのは、伝統校の陰で着実に数字を伸ばした注目校の存在だ。聖光学院や横浜翠嵐、あるいは西大和学園といった首都圏・地方の精鋭校が、従来の勢力図に揺さぶりをかけている。単に合格者の総数を競う時代から、「どれだけの割合で現役合格を果たしたか」という教育の生産性・効率性が重視される時代へとシフトしているのだ。志望校選びや受験戦略において、この上位校の動向分析は欠かせない情報となる。
TOP50の上位陣を振り返ると、開成、筑駒、灘、麻布、聖光学院、駒場東邦、渋谷教育学園幕張、桜蔭といったおなじみの顔ぶれが並ぶ。しかし、その内実を覗くと、現役合格比率が50%を超える驚異的な学校が増加傾向にあることが分かる。現役合格率が急伸した学校の共通点は、早期からの体系的なカリキュラム編成と、個別の学習サポート体制の充実に他ならない。