洗って干す段階からの予防策も重要だ。長年衣類ケアの現場に立つ国家資格保持者であるクリーニング師によれば、洗濯機での「脱水時間」こそが最大の分岐点だという。脱水は15秒から長くても1分程度で止め、水分をたっぷり含んだ重みを利用して干す「濡れ干し」がプロ推奨の家事テクニックだ。
重力によって自然と生地が下へ引っ張られ、乾く過程で全体の細かい凹凸が伸びていく。特に毎日着るワイシャツは、脱水後にパンパンと強めに振って全体を整え、厚みのある太めのハンガーに掛けるだけで仕上がりに天と地ほどの差が出る。毎日のルーティンをほんの少し変えるだけで、後の手入れが圧倒的に楽になる。