技術を開発するだけでは勝てない。国際市場を制するためには、ルールの策定側へと回る必要がある。経済産業省は早くから水素サプライチェーンの構築を国家戦略に掲げ、資金面だけでなく規制緩和や国際標準化の支援を全力で推進してきた。
その現場で国際的なルールメイキングの旗手を担ったのが、船舶の安全性を証明する第三者機関である日本海事協会(ClassNK)だ。従来のLNG(液化天然ガス)運搬船の基準では対応できない極低温輸送の安全ガイドラインを世界に先駆けて策定。これが現在の国際的な安全基準の骨組みとなった。