笹茶の主原料である熊笹は、厳しい雪の下でも枯れずに数年間生き続けるほど強靭な生命力を持っています。冬眠から覚めた熊が体を整えるために一番に食べるということから「熊笹」の名がついたという説もあるほどです。
日本の伝統的な生活知恵において、笹の葉は単なる雑草ではありませんでした。「笹寿司」や「笹団子」のように食品の保存に使われてきた歴史は、笹に含まれる強い抗菌作用を経験的に知っていた先人たちの知恵です。これを手軽に摂取できるよう加工されたのが笹茶であり、過剰な加工を施さず自然のままの良さを抽出した伝統の野草茶と言えます。