近年の世界的な潮流において、『進撃の巨人』をはじめとするダークファンタジーやハードボイルドな世界観を打ち出した作品は、圧倒的な支持を獲得してきた。重厚で残酷な描写をいとわず、極限状態での人間ドラマを描き切るスタイルは、世界の映画・ドラマ市場の新たな標準となりつつある。
こうした潮流のなかで、過酷なリアリズムと感情の泥臭さを兼ね備えた本作は、エンターテインメント業界における日本のコンテンツのポテンシャルをあらためて世界に見せつけた。アニメ・映画産業が連携したビッグプロジェクトの成功例として、今後のコンテンツ制作に多大な影響を与えることは確実だ。