「ladyboy Korea」というキーワードで検索する人々が求めているのは、単なる興味本位の情報ではないはずだ。当事者として、あるいは当事者を支える側として、韓国のトランスジェンダーを取り巻くリアルを知ろうとしている人も多い。
現実は、光と影が複雑に絡み合っている。法制度は少しずつ前進しているが、差別は依然として根強く、LGBTの人々への組織的な差別が続いている。社会的な意識変革は若い世代から始まっており、市民社会や支援団体が現場でその変化を支えている。
韓国社会が、K-POPが体現するような「多様性の美学」を、実際の政策と人権保護の領域でも実現できるかどうかが、今後問われていく。トランスジェンダーの人々が安心して生きられる社会は、「他者への理解」という最もシンプルな価値観から始まる。その道のりは長いが、韓国の人々、特に若い世代は、確実にその方向に向かって歩みを進めている。