今回の争奪戦をより一層過酷にしているのが、海外ARMY(BTSファンの総称)による「日本遠征組」の激増だ。日本のコンサートは、会場の音響品質、演出の精度、観客のマナー、運営の円滑さにおいて世界中からきわめて高い評価を受けている。円安水準が定着した経済環境も手伝い、欧米やアジア各国からの渡航組にとって、日本公演は絶好のデスティネーションとなっている。
さらに、日本のチケット発券システムが電子チケットや顔認証で厳格化されているとはいえ、公式のグローバル向け販売ルートはしっかりと整備されている。「日本へ飛べば本物の7人に会える」という世界規模の需要集中が、国内ファンの当選確率を容赦なく圧迫する構図が出来上がっているのだ。