完璧に見えるシームレス床にも、無視できないデメリットは存在する。最も大きなハードルは「施工失敗のリスク」だ。レジンは現場で液体を塗布し、化学反応で硬化させるため、作業時の気温、湿度、そして下地の乾燥状態に極めて敏感である。
万が一、下地コンクリートの水分の抜けが甘いと、施工後に水蒸気で塗膜が膨れてしまったり、クラック(ひび割れ)が発生したりすることがある。補修には床全体を削り落として塗り直す大掛かりな工事が必要になるケースも珍しくない。既製品を敷きつめるフローリングとは異なり、職人の腕と現場判断が品質の9割を握ると言っても過言ではない。