東大阪市には、高度な技術を持つ中小企業がひしめき合っている。しかし、後継者不足や若者の製造業離れは深刻な課題だ。この現状に一石を投じたのが、今回のプロジェクトである。児童たちはタブレット端末やVRゴーグルを使い、地元の工場を3Dスキャンすることからスタートした。
ただ見学するだけではない。職人の手つきや機械の動きを間近で観察し、それをデジタル空間に再現する。子どもたちの柔軟な発想力は、時に大人の想像を超える。ある児童は「工場の音がかっこいいから、バーチャル空間でも音が響くようにした」と語る。五感を使った学びが、そこにはある。