芸能界の歴史を振り返る上で、彼らほど鮮烈な対照を描いたコンビも珍しい。かつて旧事務所からSMILE-UP.へと至る激動の過渡期を経て、二人は完全に異なるフィールドで自らの才能を開花させている。
舞台やドラマで実力派俳優として唯一無二の存在感を放つ今井翼。スペイン文化への造詣の深さや、情熱的なフラメンコで培った身体表現は、作品ごとに観客を魅了してやまない。体調面での葛藤を乗り越えながら表現者として愚直に舞台に立つ姿勢は、多くの関係者から高く評価されている。
一方、滝沢秀明は表舞台を退き、エンターテインメントの仕掛け人として新たな時代を切り拓いた。自ら立ち上げた株式会社TOBEの代表として、次世代のアーティストを育成。その手腕はかつて主演・演出を務めた「滝沢歌舞伎」で培われたプロデュース能力の結実と言える。