長年、サンリオの業績はハローキティという単一の巨大キャラクターの好不調に左右されがちだった。しかし、現在の躍進を支えるエンジンは一つではない。クロミやシナモロール、ポチャッコといったサブキャラクター群が、それぞれ独立した巨大ブランドとして若年層やZ世代、さらにはミレニアル世代の心を掴んでいる。
とりわけ「クロミ」のグローバル展開は目覚ましい。「自立した強い女性像」や「少し生意気で愛らしい」という世界観が、従来のサンリオファンとは異なる客層を熱狂させている。2026年現在の売上構成比を見ると、ハローキティ単体に頼らないマルチIPポートフォリオが完全に確立されており、単一リスクの分散と収益の多角化が株価の底堅さを力強く支えている。