今や世界のホビー市場を席巻するトレーディングカードゲーム。その誕生には、知られざるドラマがあった。当初、作中で描かれた「マジック&ウィザーズ」という架空のカード対戦は、物語の中のほんの数話で終わる一連のエピソードに過ぎなかったのだ。
しかし、誌面掲載直後から編集部には読者からの反響が殺到する。「あのカードゲームを実際に作ってほしい」「どこで買えるのか」というハガキの山。この熱狂を受け止めた高橋氏とコナミデジタルエンタテインメント(当時コナミ)の決断が、歴史を変えた。ルールを緻密に再構築し、1999年に実物のカードとして発売されるや否や、全国の玩具店からカードが消える社会現象が勃発したのである。