スーパーで購入したプラスチックパックや、化粧箱に入ったさくらんぼをそのまま保管していませんか。市販の透明パックは通気穴が少なく、果実自体の呼吸によって内部の湿度が100%近くまで跳ね上がります。さらに、底に敷かれた果実の上に上の果実の重みが加わるため、下段のさくらんぼが自重で押し潰され、そこから傷みが連鎖してしまいます。
鮮度を劇的に保つための実践ステップは以下の通りです。
まず、清潔な保存容器(底が浅く広いタッパーなど)を用意し、底に乾いたキッチンペーパーを2重に敷き詰めます。次に、傷みや割れがある果実がないか1粒ずつチェックし、傷んでいるものは即座に取り除いて別にしておきます。傷んだ果実から放出されるエチレンガスや腐敗菌は、周囲の健全な果実へ驚くべき速さで感染するためです。
残った健全なさくらんぼを、できるだけ重なり合わないよう「一段」で優しく並べていきます。上からもふんわりとキッチンペーパーを被せ、蓋を軽く閉めるか容器全体を新聞紙で包んで冷蔵庫の野菜室へ入れます。ペーパーが余分な湿気を吸収しつつ、果実の乾燥を防ぐクッション材の役割を果たし、驚くほどハリのある状態を保つことができます。