ガラスケース越しに視線を投げかけると、半世紀前の熱気がそのまま閉じ込められたかのような錯覚に陥る。ブリキのロボット、超合金、そしてソフビ人形。こうした昭和レトロ玩具は、今や世界中の投資家やコレクターが血眼になって探す高額アセットだ。
隣接する書棚には、黄ばんだ紙面が独特の味を醸し出すヴィンテージコミックがぎっしりと並ぶ。手塚治虫や藤子不二雄の初期作品、貸本時代の怪奇漫画など、歴史の闇に埋もれかけた名著がここでは現役の商品として光を放つ。愛好家たちは何時間も棚を眺め、自らの青春や時代の証言を捜し求めている。