では、食後の強烈な眠気を防ぎ、午後のパフォーマンスと血管の若々しさを保つためには、具体的にどのような食習慣を実践すべきなのだろうか。最新の臨床栄養学と予防医学の知見から導き出された実践的アプローチを紹介する。
最優先すべきは「ベジタブルファースト」および「プロテインファースト」の徹底だ。食事の最初に野菜や海藻、キノコ類に含まれる水溶性食物繊維を摂取し、続いて肉や魚、豆腐などのタンパク質や脂質を摂る。最後に炭水化物を口にすることで、胃からの排出速度が緩やかになり、小腸での糖吸収スピードを大幅に遅らせることができる。
さらに、食直後の「軽めの運動」も極めて有効だ。食後15分〜30分の間に10分程度のウォーキングや軽いスクワットを行うと、骨格筋が直接血液中のブドウ糖を取り込むため、インスリンの過剰分泌に頼ることなく血糖値の上昇を抑制できる。単に炭水化物を極端に抜くのではなく、「食べ順」と「食後の身体の動かし方」を工夫することが、午後のクリアな頭脳と健やかな血管を手に入れる最短ルートである。