木村氏の真骨頂は、本人の公式SNSやYouTube、雑誌の私服スナップで見られるプライベートのスタイリングにあります。長年愛用し続けている定番レーベルから、近年頻繁に着用している気鋭のブランドまで、代表的なレーベルを紐解きます。
木村拓哉氏の私服を語る上で外せない筆頭がHYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)です。ロックアイコンのグラフィックTシャツや、独自の加工技術が光るスリムテーパードデニムは、90年代から現在に至るまで私服・衣装の双方で頻繁に登場します。過度な装飾に頼らず、アイテムそのものが持つ反逆精神をサラリと着こなすのが木村流です。
野口強氏がディレクションを手掛ける日本のデニムブランドMINEDENIM(マインデニム)も、近年の木村ファッションの屋台骨を担っています。美しいシルエットと世界最高峰の岡山産デニム生地を用いたジーンズやブラックデニムジャケットは、50代を迎えた木村氏の大人の色気と絶妙にマッチしています。
熊谷隆志氏が手掛けるWIND AND SEA(ウィンダンシー)や、西海岸の空気感を色濃く残すSTANDARD CALIFORNIA(スタンダードカリフォルニア)のフーディーやTシャツも木村氏の定番です。リラックス感のあるサーフ・スケートテイストを日常着に落とし込み、キャップや小物でアクセントをつけるスタイルは、ストリート層から大人の休日服まで幅広い層にお手本とされています。
足元を支えるフットウェアやレザージャケットへのこだわりも徹底しています。VANS(ヴァンズ)のオールドスクールやスリッポン、NIKE(ナイキ)のエアジョーダンシリーズをはじめ、無骨なLewis Leathers(ルイスレザーズ)のライダースジャケットなど、本物の歴史を持つアイテムを何年も着込んで味を出す姿勢が一貫しています。