私たちが忘れてはならないのは、BoAがわずか14歳でデビューし、人生のほとんどを「公人」として過ごしてきたという事実だ。世間が抱く彼女のイメージは、2000年代前半の「あどけなさが残る少女」のまま凍結されている。しかし、人間が年齢を重ねれば、骨格が変わり、肉付きが変化するのは生理現象として当然のことだ。
女性アーティストに対してだけ、なぜこれほどまでに「不老不死」や「全盛期の美しさ」が求められるのだろうか。男性アーティストが渋みを増したと称賛される一方で、女性が少しでも年齢を感じさせると「劣化した」と叩かれるダブルスタンダードは、エンターテインメント業界が抱える根深い闇である。