心電図で見つからない?狭心症の検査と費用を完全解説の真相について、専門知識を詳しくお届けします。
狭心症が疑われた際、医療現場ではどのような検査がどのような順序で行われ、費用や身体的負担はどれくらいかかるのでしょうか。現代の標準的な主要検査を一覧表にまとめました。
検査名詳細・主な目的費用目安(3割負担)拘束時間・入院の有無痛み・身体的負担安静時心電図・血液検査不整脈や心肥大の有無、心筋トロポニン等のマーカー確認約1,500円〜3,000円日帰り(約15〜30分)採血時のチクッとした痛みのみホルター心電図24時間の波形記録。夜間・早朝の発作や不整脈を検出約4,500円〜6,000円日帰り(装着後翌日返却)電極シールによるかゆみ程度運動負荷心電図(トレッドミル)運動負荷をかけ、労作時の虚血性変化を検出約2,000円〜4,000円日帰り(約30〜45分)運動による息切れや疲労感冠動脈CT検査(造影CT)造影剤を用い、冠動脈の狭窄・石灰化を3D画像で高精度評価約10,000円〜15,000円日帰り(来院から帰宅まで約2時間)点滴ルート確保の痛み、造影剤注入時の全身の熱感心臓カテーテル検査(CAG)手首や足の付け根から管を入れ、直接造影して確定診断約50,000円〜100,000円
(入院料含む)日帰り〜1泊2日(施設・状態による)局所麻酔時の痛み、術後の止血圧迫感
現在、外来スクリーニングの主流となっているのが狭心症の冠動脈CT検査です。かつては心臓の血管を鮮明に映し出すにはカテーテルを挿入するしかありませんでしたが、近年の高精細マルチスライスCT(320列・64列等)の普及により、外来の日帰り検査で血管の詰まり具合をミリ単位で描出できるようになりました。
一方で、より精密な評価やそのまま治療(カテーテル治療・ステント留置)へ移行する可能性がある場合は、狭心症の心臓カテーテル検査(冠動脈造影:CAG)が行われます。検査に伴う痛みについては、手首(橈骨動脈)や足の付け根(大腿動脈)に局所麻酔を行うため、麻酔の注射時にチクッとした痛みがあるものの、血管の中にカテーテルが進む際の痛みは基本的にありません。検査後の入院期間は、手首からのアプローチで経過が良好であれば「日帰り〜1泊2日」が主流となっています。