大阪万博の開催を1年後に控えた2026年、植木市には新たな注目が集まっている。大阪市は「緑の都市」をアピールする施策の一環として、植木市を国際的な観光コンテンツとして位置づけ始めた。多言語対応のパンフレットや、キャッシュレス決済の導入支援など、インバウンド対応が進んでいる。
一方で、伝統を守ることの重要性も強調されている。過度な商業化や観光地化は、植木市の本質を損なう恐れがある。地元の植木業者たちは「あくまで植物を愛する人たちのための市であり続けたい」と慎重な姿勢を見せる。
気候変動への対応も課題だ。猛暑や豪雨といった極端な気象が増える中、植物の育成環境は年々厳しくなっている。耐暑性の高い品種の開発や、都市環境に適した植物の提案など、植木業者たちは時代に合わせた進化を求められている。