ケーニヒスクローネを語る上で外せない二大巨頭が、創業時からの看板である「クローネ」と、ギフト市場で絶大な支持を誇る「はちみつアルテナ」です。それぞれの特徴と、美味しく味わうための明確な違いを把握しておくことが重要です。
まず、創業からの屋号を冠した「クローネ」は、幾重にも折り重なったパイ生地を円筒状に焼き上げ、中に特製カスタードクリームやあずきをぎっしり詰めた逸品です。ここで最も注意すべきは「賞味期限が当日中」であるという点です。焼き立てパイ特有の心地よいサクサク感とクリームの水分バランスは時間が経つほど損なわれるため、店舗では焼き上がり時間を告知し、出来立てを提供することに徹底してこだわっています。
一方の「はちみつアルテナ」は、芳醇なバターとハチミツの香りが広がる生地の中に、驚くほど大粒で柔らかい栗を贅沢に忍ばせたチョコレートケーキ(または抹茶ケーキ)です。美濃焼の特製壺に入ったタイプは見た目のインパクトも抜群で、ギフトとしての格調高さを演出します。こちらは製造から約2週間〜30日程度の日持ちがするため、手土産や贈答用として圧倒的な使いやすさを誇ります。電子レンジでほんの数十秒温めるとフォンダンショコラのようにとろけ、冷蔵庫で冷やすと生チョコのような重厚な食感に変化する二面性も、スイーツ愛好家を唸らせるポイントです。