2013年12月3日、青山純さんが突然の悲報によって音楽ファンに別れを告げた際、当初は詳しい状況が明かされず様々な憶測が飛び交いました。しかしその後、遺族や関係者を通じて正式に発表された死因の病名は「急性肺血栓塞栓症」でした。
急性肺血栓塞栓症とは、下肢などの静脈にできた血栓が血流に乗って肺の動脈へと運ばれ、血管を急激に閉塞させてしまう疾患です。一般的には「エコノミークラス症候群」としても知られ、発症すると呼吸困難や胸痛を引き起こし、重症化すると発症からわずかな時間で心停止に至る危険性を孕んでいます。
当時、都内の自宅で倒れているところを発見され、救急搬送されたものの帰らぬ人となりました。持病や体調の悪化に苦しんだ末の長期療養ではなく、あまりにも突発的な発作であったことが、享年56歳という早すぎる死の真相です。ドラムセットの前で見せる圧倒的なバイタリティを知る関係者にとって、その突然の別れを受け入れるにはあまりに過酷な現実でした。