個人客からの「こんな寸法の皿が欲しい」「手持ちの家具に合うトレイを作ってほしい」といったオーダーメイドの要望に応える姿勢も、「工房 やす」の強みだ。
既製品では対応できない特殊な寸法や用途に対し、武田氏と酒井氏は丁寧なヒアリングを重ねる。時には試作品を作成し、実際に使用感を確認した上で本制作に入る。量産メーカーには不可能なこの対話型アプローチにより、カフェやレストランの特注食器から個人の思い入れのあるギフトまで、世界に一つだけのプロダクトが誕生する。
週末や平日の営業時間内には、作品の閲覧やオーダーの相談に訪れる客が絶えない。一つひとつの対話を大切にする接客態度が、顧客との強い信頼関係を形作っている。