金美齢氏がテレビ画面から姿を消した理由は、病気や引退宣言によるものではありません。最大の要因は、自身の年齢とライフスタイルの変化に伴う「活動の断捨離」です。
かつては『ビートたけしのTVタックル』や『朝まで生テレビ!』といった深夜・生放送番組の常連でした。怒号が飛び交う討論の場で、相手の矛盾を突く言葉のキレは卓越していました。しかし、80代後半から90代へと差し掛かる中で、体力的に過酷なテレビ収録からは身を引く決断を下しました。
現在の金美齢氏は、体調に合わせたマイペースな生活を送っています。テレビ出演という「即興の場」から「文章による発信」へと主軸を移しました。『WiLL』や『Hanada』といった保守系言論誌において、今なお時事問題に対する厳しい批評を展開しています。彼女の文章には、長年の経験に裏打ちされた論理の骨太さと、衰えぬ気概が脈打っています。