2010年代後半から、地下格闘技の様相が変化している。YouTubeやTwitter(現X)といったSNSの普及が、その在り方を大きく変えた。
一部の地下格闘技イベントは、動画として撮影され、オンラインで拡散される。「喧嘩自慢」「ストリートファイト」といったタグで検索すれば、大阪で行われたと思われる試合動画が複数ヒットする。再生回数を稼ぐために、わざと過激な演出をするケースも増えている。
この「可視化」は両刃の剣だ。警察の摘発リスクが高まる一方で、参加希望者や観客も増加する。承認欲求とバズの追求が、危険な行為をさらにエスカレートさせている側面は否めない。
YouTuberと地下格闘技の接近
格闘技系YouTuberの中には、地下格闘技に接近する者もいる。「検証」や「潜入」という名目で、実際に参加したり観戦したりする動画を投稿する。こうしたコンテンツは数十万回再生されることもあり、広告収入も見込める。
しかし、これは地下格闘技の宣伝になってしまっている。若年層への悪影響も懸念され、教育関係者からは批判の声が上がっている。YouTube側も規約違反として削除することがあるが、完全な対応は難しい状況だ。