アイリスの名前は、ギリシャ神話に登場する虹の女神「イリス(Iris)」に直接由来しています。
神話において、美貌の女神イリスは最高神ゼウスから幾度となく求愛を受けました。しかし、貞節を守りたいイリスは困り果て、ゼウスの妻である主神ヘラに「どこか遠くへ逃げられる姿に変えてほしい」と懇願します。ヘラはその忠誠心に深く心を打たれ、神酒(ネクタル)をイリスの頭上に3滴振りかけました。
その瞬間、イリスの身体は美しい虹へと姿を変え、天と地を結ぶ「神々の使者」となったのです。そして、地上に滴り落ちた神酒の雫から咲き誇った花こそが、アイリスでした。
神々の意思を虹の橋を渡って地上へ届ける使者であったことから、アイリスには「よい便り」「メッセージ」という花言葉が授けられました。手紙やメールが届くのを心待ちにするような、胸が高鳴るポジティブな想いがこの花には込められています。