日中に異常な眠気を引き起こす代表的な疾患として、まず挙げられるのが「睡眠時無呼吸症候群」です。就寝中に気道が塞がり、何度も息が止まることで脳が深い睡眠をとれなくなり、結果として日中に激しい眠気が生じます。大いびきをかく人や、朝起きた時に口の渇きや頭痛を感じる人は特に注意が必要です。
また、脳の覚醒維持機能に障害が起きる「ナルコレプシー」も代表的な過眠症の一つです。場所や状況を問わず突然強烈な眠気に襲われ、時には喜怒哀楽の感情が高まった瞬間に体の力が抜ける脱力発作を伴うこともあります。さらに、検査を行っても明確な原因が特定できないまま強い眠気が続く「特発性過眠症」など、過眠を伴う疾患は多岐にわたります。日本睡眠学会の診療ガイドラインにおいても、これらの疾患に対する早期発見と適切な診断の重要性が強く提唱されています。