『ウォーターボーイズ』という稀代のヒット作は、制作プロダクションであるアルタミラピクチャーズの企画力と執念から生まれた。独創的で骨のある映画作りを追求する同社が温めていた企画に、フジテレビジョンが強力なメディア展開力を提供。さらに日本映画界の最大手である東宝が配給を担うことで、完璧な三角形が完成した。
インディーズ精神を残した制作現場の熱量と、メジャー資本の拡散力が奇跡的なバランスで融合した事例として、今なお映画業界内で語り継がれている。この強力な布陣があったからこそ、若手キャスト主体のオリジナル企画でありながら、全国規模の大ムーブメントを創出することが可能となったのだ。