橙乃ままれ氏といえば、掲示板発の異色作『まおゆう魔王勇者』と、MMORPGの世界を舞台にした『ログ・ホライズン』の2大ヒット作で知られる。これらはエンターブレイン(現KADOKAWAブランド)より書籍化され、当時のハイファンタジーブームを決定づけた。
出版業界全体にとっても、WEB小説からメジャー出版への架け橋となった金字塔的な作品群である。一連の報道時、KADOKAWAをはじめとする関係各社は、作品の持つ文化的・商業的価値を鑑み、絶版や回収といった過度な処分を回避した。現在も重版やデジタル配信が継続されている事実は、出版側と著者との信頼関係が今なお維持されている証左と言える。