フリマアプリでの中古エアコン購入やネット動画の普及に伴い、エアコンの取り外し・取り付けや分解清掃を自力で行うユーザーが増加しています。しかし、エアコン室外機のDIY掃除の危険性や無資格での工事リスクは、想像をはるかに超えています。
特に危険なのが、移設時や設置時におけるエアパージ不良が爆発原因となるパターンです。エアコンの設置時には、配管内の空気を真空ポンプで完全に追い出す「真空引き(エアパージ)」という専門工程が不可欠です。この作業を簡易的な方法で済ませたり怠ったりすると、配管内に残った空気と冷媒ガスが高圧下で混ざり合い、前述のコンプレッサー破裂を誘発します。
また、エアコンの撤去時に冷媒ガスを室外機へ回収する「ポンプダウン」作業のミスも致命的です。配管に穴が空いた状態で強制冷房運転を行い、外気を大量に吸い込ませてしまった結果、作業中に作業員の目の前で室外機が破裂する凄惨な人身事故も起きています。高圧ガスと電気を取り扱うエアコン工事は、本来であれば専門の有資格者が行うべき高度な技術領域です。