待ち合わせに毎回遅れてくるいわゆる「遅刻魔」には、特有の思考パターンが存在します。周囲から見れば「相手を軽視している」「だらしない」と映りますが、本人には相手を傷つけようとする悪意がほとんどない点が事態を複雑にしています。
代表的な心理として挙げられるのが、「過度な楽観主義」と時間感覚の欠如です。移動に30分かかる場所であっても「信号に引っかからず、電車がスムーズに来れば20分で着くはずだ」と、都合の良い最短ルートだけでスケジュールを組んでしまいます。その結果、少しのトラブルで即座に遅刻へと直結します。
また、「出かける直前に別の作業を始めてしまう」という特徴も共通しています。靴を履く直前に部屋の片付けを始めたり、メールを1通返信しようとしたりして、結果的に出発時間が後ろ倒しになります。マルチタスクの切り替えが苦手で、目の前の刺激に気を取られやすいことも大きな要因です。
さらに、親しい間柄になるほど「この人なら許してくれる」という甘えが無意識に働き、優先順位が著しく下がる心理も働きます。